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2014年1月1日より、NISA(ニーサ・小額投資非課税制度)が導入されます。
NISAを最近知ってどの金融機関に口座を開設しようかと考えている人向けに、最重要ポイントをまとめました。

 

お金

 

「NISAとはそもそも何か?」については、後半で詳しく解説します。

 

 

NISA口座を申し込む前に絶対に知っておくべきポイント

  1. NISAの口座は1人1つしか持てない(複数の金融機関で開設はできない)
  2. 1度口座を申し込んだら、解約してもその後4年の期間内は新しく作ることができない

 

 

銀行や証券会社がNISA口座新規開設のキャンペーンをあれこれしていますが、1人に1つしか開設できないため、比較検討せずに軽い気持ちで申し込むのはやめておいた方がいいです。後から他の金融機関に移るのはかなり面倒で大変な手続きをする羽目になります。

 

キャッシュバック・手数料無料やプレゼント商品で得をするように思えますが、実際は金融機関ごとの取り扱い内容に大きな違いがあるからです。(後半で説明)
口座開設には住民票が必要で、普通の預金口座と違い解約後も大きな制約があるので、デメリットを知った上で慎重に金融機関を選ぶべきです。

 

 

以上をふまえて、NISAのしくみについて解説します。

 

パソコンとメモ帳

 

NISA(小額投資非課税制度)とは何か

  • 日本に居住している満20才以上の人なら口座開設可能
  • 1年(1月から12月まで)の間で合計100万円までの投資での利益が非課税になる
  • 非課税期間は、投資を始めてから5年目の年末まで。それまでに株を売った売却益と配当金や投資信託の普通分配金が非課税対象。
  • 非課税制度の実施期間は2014年から2023年の間を予定。

 

ざっくりまとめると、2014年から2023年の間に作った日本版ISA用の口座から投資をすると、儲かっても税金がかからないということです。
株の売却益にかかる税金は20%なので、10万円の利益があっても2万円を税金として収めなければいけません。
それがNISA用の口座では、投資を始めてから5年間の間だけ、毎年100万円の原資分だけ非課税になります。

 

 

…と聞くとかなりお得に思えますが、落とし穴に注意。

 

なぜなら、NISA口座を取り扱っている金融機関によっては自分の投資したい金融商品(買いたい株等)を扱っていない事もあるからです。
今は投資信託だけを買いたくても、後で個別株式も買いたくなって後悔する人が多くなると予想されます。

 

三井住友銀行やみずほ銀行・UFJなどのバンクで扱っているのは株式投資信託のみで、上場株(国内&海外)やETF(上場投信)・REIT(不動産投資信託)への投資はできません。

 

株式投資信託は1%~3%前後の購入手数料や換金手数料がかかる上に、為替変動などでの損リスクも大きいです。

 

株式投資信託以外の個別株などに投資をしたいなら、扱っている証券会社にNISA口座を開設しなければいけないのですが、これも金融機関によって海外への投資はできないなど内容がバラバラなため、よく注意事項を読む必要があります。

 

 

税金がかからないというのは魅力ではあるし、これから投資を始めたい人には敷居が低く感じられますが、目先の小さな得につられて大損しないよう気をつけたいですね。

 

続きを読む≫ 2013/09/26 21:00:26

ドコモのポイントが貯まる「ドコモプレミアクラブ(個人)とドコモビジネスプレミアクラブ(法人用)のサービス内容が、2014年4月1日から大きく変わりました。

 

携帯電話持って怒った男のイメージ画像です

 

プレミアクラブは、ドコモの継続利用期間か年間利用金額によってステージランク分けされ、ポイント優遇がかなり得でした。
ただ、2014年からはポイントが貯まりづらくなってしまったのです。当初は条件をつけるかたちの改悪予定だったのですが、一部見直しをして、全体的な改悪に落ち着きました。
基本的には継続利用期間によるステージランクがベースです。契約5年未満は一律にしょぼい1stステージ[1000円につき5ポイント+α利用金額による]で、5年[10p]8年[15p]10年[20p]15年[25p]とステージが上がっていく、以前と似たシステムではあります。ただ、付与ポイントが全体的に下がり、とにかく貯まりにくくなりました。

 

利用期間に加えて『スマートフォン・タブレット端末の場合「あんしんパック」か「おすすめパック」、携帯電話の場合「ケータイ補償お届けサービス」か「iコンシェル」に登録した上で、Myインフォメール(docomoからのクーポンやキャンペーン情報メルマガ)を受信する』という条件に関しては、1000円につき+5ポイントがつきます。
また、1000円につき+5~20ポイントがつくようになる、ドコモのクレジットカード・DCMXというのもあります。
DCMX GOLDとなると別格で、上記のステージ無視で1000円につき100ポイントがたまるようになります(年会費1万円がかかるゴールドカードですが、10%還元なので携帯代が年10万円を超える人にとっては得です)。

 

さらに、100円ごとにポイントが貯まっていたのが1000円単位に変わるため、1000円以下の端数は切り捨てになってしまいます。

 

ざっくり簡単に計算してみると、スマートフォンでも

 

例1:5年以上ドコモに契約している、xiトーク24・xiパケホーダイライト・spモードで月¥6,730のスマートフォンの場合

 

今・・・年間1615ポイント獲得
来年4月以降・・・(安心サービス未加入)年間360ポイント
(安心サービスとメール受信有り)・・・年間720ポイント

 

と、加入サービスや使い方によって大きくポイントのたまり方に違いが出ます。ちなみに、安心サービスに加入すると基本料の他に月¥630かかります。

 

ネットを利用している携帯電話では

 

例2:3年ドコモに契約している、バリュープランSSひとり割でパケホーダイダブルの月¥5,705のFOMA携帯電話の場合

 

今・・・年間1368ポイント
来年4月以降・・・(安心サービス未加入)年間300ポイント
(補償サービスとメール受信有り)・・・年間600ポイント

 

iモード契約なしの通話専用では

例3:10年以上ドコモに契約している、ベーシックプラン・タイプS(月¥4.830)で通話専用のFOMA携帯電話の場合

 

今・・・年間2318ポイント
来年4月以降・・・年間240ポイント

 

(ケータイ補償サービス加入とMyインフォメール受信なしでの計算)

 

と大幅に減ってしまうこともあります。

 

例2での補償サービスをつけた場合の費用ですが、今年までと比べて毎月399円ずつ、1年間では¥4,788増えています。
これは、2013年冬モデルのケータイから今まであった「無料故障修理サービス」と「修理代金安心サポート」がなくなり、故障や破損時対策には月額399円の「ケータイ補償お届けサービス」に加入する必要があるためです。

 

新しい制度では、ポイントが大幅にたまりにくくなるだけではなく、故障修理補償が有料になるのでどうするか迷う人もけっこういそうです。

 

続きを読む≫ 2013/08/07 00:32:07

映画「武士の家計簿」のDVDを見ました。
代々加賀藩の御算用者(税の計算など会計をする役人)をしていた猪山家8代目当主・猪山直之の話。彼は実在した人物で、歴史学者の磯田道史さんが10年ほど前に神田神保町の古書店で家計簿と書簡をみつけ、それを元に書いた本が原作です。下級武士の生活ぶりや行事がリアルに描かれています。
主演の堺雅人さんはやわらかい雰囲気ながらも芯の強い役で、笑顔と行動のギャップがおもしろかったです。
今までの時代劇では、武士というとそこそこ贅沢な暮らしをしているイメージが強かったのですが、いろいろあるんですね・・・
(以下、映画のあらすじネタバレあり)

 

 

武士というのはなにかと付き合いや年中の行事をしなくてはいけないため、収入に見合う以上のお金がかかるもののようで。
猪山家の場合は、「ツケにしておいてそのうち払えばいいでしょ~」の積み重ねで、直之と父の年収を合わせた2倍もの借金ができていました。
現代の貨幣換算にして、約1200万円。それを商人や親戚から年利18%の高利息で借りていたのです。
以前、映画「カイジ」から学ぶ、複利のメリット・デメリットでも利息について書きましたが、1000万円の借金では単利だとしても年に180万円ずつ借金が増えてしまいます。

 

直之は一家を建て直そうと、徹底した借金返済計画をすすめます。
今まで両親達が気の向くままに買っていた着物や骨董品はもちろん、家具や自分の大切な本までを古道具屋に買い取ってもらい、返済に充てました。残りの借金も交渉で無利子の返済にし、その後は直之が一家の家計簿をつけ管理するようにしたのです。

 

そんな生活の中で直之が切り詰めたのが、「見栄をはる」行い。
それまで行事では親戚中に豪華な食事を振る舞っていましたが、質素なものに変えました。
着物も、職場へ持っていくお弁当も、碁盤も。そしてなんと、武士の特権である刀まで。
これは「猪山家は算用学者なのでそろばんがあればいい」という考えがあったから。

 

切り詰めた生活の中でも、直之は子供の教育には手を抜きません。
書道のための筆や紙は惜しまず、そして自らが毎日帳簿のつけ方や道徳について教えたのです。
そのかいがあって、息子は幕末~明治という激動の時代の中でも生き永らえ、職を失うことはありませんでした。

 

現在のような不安定な世情だと、お金を貯めることにばかり目が行きがちです。
倹約も大切ですが、「将来の自分や家族のためになること」には上手にお金を使うこともまた、不況を乗り切る知恵といえますね。

 

続きを読む≫ 2012/04/28 21:05:28

日本のほとんどの銀行って、自行ATMでも夜や休日に引き出すと手数料取りますよね。
今は昔に比べ不規則な時間に働いてる人も多く、時代にあってないなぁと思います。
そこで、海外の銀行ATM事情はどうなんだ?と疑問に思ったので調べてみました。

 

 

ドイツ国旗 まずはお金に几帳面そうなドイツ
なんと、自行ATMなら24時間・休祝日もゼロの銀行がほとんど。
さらに提携している銀行なら、他行のATMでも手数料無料。
普通口座は大きく分けて2種類あり、利子のつく預金口座と、利子のつかない振込み・引き落とし専用の口座があり、後者の方は他行との振り替えにも手数料がかからないとか。
しかし毎月1000~1200ユーロを入金しないと、口座の維持管理費というものが月3~5ユーロかかります。
30歳以下や学生は管理費が免除されるようですが、気軽にいくつも口座を持つ感じではないですね。

 

※(1ユーロ=110円程度)

 

フランス国旗 次はお隣のフランス
こちらも、自行ATMなら24時間・休祝日もゼロの銀行がほとんど。
しかしドイツと同じように、口座の管理費が月に2~7ユーロかかるのが当たり前。
さらに家賃・光熱費等の支払い引き落とし日にお金が入ってなかった場合、銀行側からも手数料をとられてしまうこと!
うっかりさんは手数料でかなり損をしてしまうかも・・・

 

 

アメリカ国旗 続いてはドライブスルーATMまであるアメリカ
こちらも自行ATMなら24時間・休祝日もゼロの銀行が大半。
しかし他行ATMから引き出しをすると、他行に2ドル+自行に2ドルというように、二重に手数料がかかるよう。
また、預金残高が350~1000ドルを下回ると、毎月3~6ドル取られてしまいます。
口座を開設する際には1000ドル入金が必要だったり、1年以上出入金がないと州に預金が全て没収されてしまうこともあったり・・・
けっこうシビアですね~

 

※(1ドル=85円程度)

 

タイ国旗アジアはどうかな~と、タイを見てみると
やはり多くは、自行ATMは手数料無料。
そのかわり預金額が500~1000バーツを下回ると、月に50バーツかかることがあります。

 

※(1バーツ=3円程度

 

中国国旗 最後は中国
自行ATMなら手数料はかからず、口座維持費もかかりません。
しかし自行内でも、系列グループが違ったり省が変わると、他行扱いになります。
あと何よりも恐いのが、大手銀行のATMからでも偽札が出てきたという報告がいくつもある事。
さすがにこれは対策してほしいですね!

 

 

今回海外の銀行事情についてまとめてわかったのは、「口座の維持管理費用」を払わなければいけない国が多い事。
日本では口座の開設も維持も、誰でも無料でできるのが当たり前ですよね。
どこの国でも銀行は、色々な方法で預金者からあれこれと手数料を取るんだなぁ。

 

日本の銀行では、条件を満たすと全てのATM手数料・振込み手数料がゼロになるオプションサービスがある銀行が多く、これをうまく利用すれば世界で一番お得といえるかもしれません。
預金残高が常に10万円以上だったり家賃・光熱費等の引き落としがあればいいところが多いので、ATM手数料が気になる方は、預金している銀行のサービスについて見直してみることをおススメします!

 

続きを読む≫ 2012/03/31 20:29:31

先日、「カイジ 人生逆転ゲーム」の映画DVDを観ました。
漫画とはストーリーが違ったのでかなり楽しめた~。
主演の藤原竜也さんが鬼気迫る演技ですごい!
松山ケンイチさんとの絡みでは、「デスノート」を思い出して不思議な感覚になったり。
(以下、ストーリーのネタバレあり)

 

 

この映画版「カイジ」は、複利に始まり複利に終わる話。
夜逃げした友人の借金を払うよう、カイジが高利貸業の遠藤に迫られるところから、過酷な試練は始まる。
借りたときは30万円だったはずの借金は、複利計算の利息で202万円にまで増えていた・・・

 

ここで出てくる、コワ~い複利
複利とは、利子にもさらに利子がつくため、利率が高かったり返済に年数がかかれば雪だるま式に増えるというもの。
実際は利息制限法や出資法という法律によって禁止されているため、一般的な貸金業者は単利(元金にしか利息がつかない)です。
しかし、闇金融業者はこの複利をつかって債務者をはめ込んでいるとのこと。

 

20ヶ月で30万円が202万円になるなんて、どんな高い暴利なんだ!?と驚くでしょう。
でもこれ、計算してみると月に10%程度なんです。
大手銀行系列のプロミスやモビットは単利で年率5~18%なので、それと比べたらもちろん高いです。
しかし、「月に利息1割」だったら、なんとか返済できそうな気がしますよね。
カイジが友人の連帯保証人書類にハンコを押すときも、こんなことになるなんて思わなかったようです。

 

 

そして数々の戦いをくぐり抜け、エンディング間近。
5億円を手にし勝利の美酒に酔うカイジですが、最後の戦いに挑むため遠藤から借りた5000万円のせいで、またも貧乏に逆戻り。
なぜなら、その5000万円は10分で3割の複利という、ありえない暴利だったから!
たった68分借りただけで、5000万円の借金は3億円弱になってしまいました。
5億円を遠藤と山分けのはずが、結局は43万円しか手元に残らず・・・
複利って本当に恐ろしいですね!

 

 

・・・とまあ、複利のデメリットについてはよくお判りいただけたと思います。
しかし遠藤にしたら、数時間で何倍にも増えて複利さまさまですよね。
もし自分のお金を複利で増やせたら・・・ざわ・・・ざわ・・・

 

いくらなんでも10分で3割複利は無理なので、現実的な数字で考えてみましょう。
10万円を1年で3%の複利で運用する・・・これなら可能性はあります。
たった3%と思われるかもしれませんが、複利だとほっといても、24年後には倍の20万円になっているんです!

 

じゃあ、毎月10万円ずつを積み立てていく方式の3%複利。
1年後に123万6000円になり・・・10年後には、1416万円を突破しました。
単利だったら1236万円なので、その差は180万円です。

 

 

もちろん、上手な運用は簡単にはできません。正しい情報収集や分析が必要です。
しかし若いうちからしっかりとしたマネー知識があれば、お金を増やせるチャンスはあります。
「カイジ」を観ると、マネー感覚を磨けるのでお勧めですね。

 

続きを読む≫ 2012/03/17 23:07:17

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