映画「武士の家計簿」で知る有用な倹約

映画「武士の家計簿」で知る有用な倹約

映画「武士の家計簿」で知る有用な倹約

映画「武士の家計簿」のDVDを見ました。
代々加賀藩の御算用者(税の計算など会計をする役人)をしていた猪山家8代目当主・猪山直之の話。彼は実在した人物で、歴史学者の磯田道史さんが10年ほど前に神田神保町の古書店で家計簿と書簡をみつけ、それを元に書いた本が原作です。下級武士の生活ぶりや行事がリアルに描かれています。
主演の堺雅人さんはやわらかい雰囲気ながらも芯の強い役で、笑顔と行動のギャップがおもしろかったです。
今までの時代劇では、武士というとそこそこ贅沢な暮らしをしているイメージが強かったのですが、いろいろあるんですね・・・
(以下、映画のあらすじネタバレあり)

 

 

武士というのはなにかと付き合いや年中の行事をしなくてはいけないため、収入に見合う以上のお金がかかるもののようで。
猪山家の場合は、「ツケにしておいてそのうち払えばいいでしょ~」の積み重ねで、直之と父の年収を合わせた2倍もの借金ができていました。
現代の貨幣換算にして、約1200万円。それを商人や親戚から年利18%の高利息で借りていたのです。
以前、映画「カイジ」から学ぶ、複利のメリット・デメリットでも利息について書きましたが、1000万円の借金では単利だとしても年に180万円ずつ借金が増えてしまいます。

 

直之は一家を建て直そうと、徹底した借金返済計画をすすめます。
今まで両親達が気の向くままに買っていた着物や骨董品はもちろん、家具や自分の大切な本までを古道具屋に買い取ってもらい、返済に充てました。残りの借金も交渉で無利子の返済にし、その後は直之が一家の家計簿をつけ管理するようにしたのです。

 

そんな生活の中で直之が切り詰めたのが、「見栄をはる」行い。
それまで行事では親戚中に豪華な食事を振る舞っていましたが、質素なものに変えました。
着物も、職場へ持っていくお弁当も、碁盤も。そしてなんと、武士の特権である刀まで。
これは「猪山家は算用学者なのでそろばんがあればいい」という考えがあったから。

 

切り詰めた生活の中でも、直之は子供の教育には手を抜きません。
書道のための筆や紙は惜しまず、そして自らが毎日帳簿のつけ方や道徳について教えたのです。
そのかいがあって、息子は幕末~明治という激動の時代の中でも生き永らえ、職を失うことはありませんでした。

 

現在のような不安定な世情だと、お金を貯めることにばかり目が行きがちです。
倹約も大切ですが、「将来の自分や家族のためになること」には上手にお金を使うこともまた、不況を乗り切る知恵といえますね。

 

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